40代・50代氷河期世代は副業を始めるべきか?|老後不安を減らす現実的ステップ

やりがい

はじめに

「老後のこと、考えなきゃとは思うんだけど、なかなか一歩が踏み出せない。」

40代、50代になると、そんなふうに感じている方、実はとても多いです。
就職氷河期世代の私たちは、若いころから思うようなキャリアが築けず、給料もなかなか上がらない中で、一生懸命働いてきました。
その積み重ねが、今の貯蓄の少なさや、将来の年金への不安として、じわじわと心に重くのしかかっているのかもしれません。

でも、焦らなくていいんです。
今日から、ほんの少しだけ意識を変えてみる。それだけで、老後への安心感は確実に高まっていきます。
そして、その小さな一歩として、実は「副業」がとても力になってくれます

「え、副業? 今さら…?」と思われるかもしれません。
でも副業は、単にお小遣いを増やすためのものではありません。
心の健康や、日々の充実感、そして何より「自分はまだやれる」という自信にもつながる、意外なほど大きな力を持っているんです。

副業は「お金だけ」ではない

副業をしている人は、していない人に比べて、実は幸福度が高いという調査結果があります。
パーソル総合研究所の調査では、副業実施者の幸福度は平均6.25点(10点満点中)、非実施者は5.85点。
仕事への満足度も、副業実施者は47.8%、非実施者は33.8%と、はっきりとした差が出ています。

これは、単純に「お金が増えたから」という理由だけではありません。
「自己実現」や「スキルアップ」を目的にした副業は、日々の暮らしに小さな充実感と喜びを運んでくれます。
たとえば、趣味を生かしたライティングや、少人数向けのオンラインレッスンなど、本業とは違う場所で自分の力を試してみること。
それが、毎日の小さな刺激になります。

しかも、副業で得られるスキルは、実は意外と身近なもの。
調査では「本業では得られない知識や経験」はもちろん、「タイムマネジメント能力」や「自律的に仕事を進める力」といった、どこでも通用するスキルが高く評価されています。

つまり、特別なプログラミングスキルや専門資格がなくても大丈夫。
これまで社会人として培ってきた「段取り力」や「誠実な対応」そのものが、副業の世界では十分に価値になります。

お金の不安、そのままにしておくと

もちろん、お金の面も無視できません。
金融広報中央委員会の調査によると、氷河期世代の老後不安の理由で最も多いのは「日常生活に必要なお金が足りなくなる」で、82.1%にも上ります。
そして実際に、40代・50代の中には金融資産をほとんど持たない世帯もあり、二極化が進んでいる現実があります。

だからこそ、副業の意味は大きいです。
厚生労働省や民間調査によると、副業をしている人の約半数は、月収1万円〜5万円。

最初から高収入を目指す必要はありません。

月1万円から始めて、「自分のスキルや経験が、社会に認められている」という実感を得る。
それだけで、心はずいぶん軽くなります。

さらに、公的年金との組み合わせも心強いです。
在職老齢年金制度の改正によって、60代前半でも月48万円までは年金を全額受け取りながら働けるようになりました。
副業を始めておけば、65歳以降に年金をもらいながら「プラスアルファ」の収入を得る仕組みが作れます。
これは、自分で作る「生涯現役型の個人年金」とも言えます。

副業は老後へ練習

内閣府の調査では、定年後も働き続けている高齢者は、仕事をしていない人より生活満足度が約10ポイント高いことがわかっています。
また、社会との関わりを持っている人は、健康寿命が延びたり、要介護リスクが低くなったりする傾向があることも明らかになっています。

副業は、現役時代から「長く働く力」を少しずつ養う練習になります。
本業のペースを崩さず、週に数時間だけでも副業に取り組むことで、体力や集中力、スキルを無理なく維持できます。
40代・50代から始めることで、高齢期になっても働きやすい土台を、ゆっくり作っていけます。

孤独を避ける「居場所作り」としての副業

氷河期世代は単身世帯の割合が高く、定年後に会社以外の居場所がないと、孤独を感じやすい傾向があることもわかっています。
趣味や地域活動に参加していない40代・50代は、将来の生活満足度が低くなるというデータもあります。

副業を通じて、会社の外に小さな人間関係を持つこと。
それは、金銭面だけでなく「社会的なセーフティネット」としても、とても大きな意味を持ちます。
少人数の仕事仲間、顧客、オンラインコミュニティ、どんなに小さなつながりでも、老後の孤独感を和らげてくれ、支えになってくれます。

始めることで、取り戻せる自分への信頼

新しいことに挑戦する中高年は、メンタルヘルスが良好で、自己効力感が高い傾向があることが研究で示されています。
副業を始めること自体が、「自分は、まだ環境を変えられる」という感覚を取り戻すきっかけになります。

長年、閉塞感を感じてきた私たちにとって、「小さな挑戦で、人生を少しだけ動かせる」という体験は、日々のストレスを軽くし、前向きな気持ちを育ててくれます。
副業は、単なる収入の手段ではありません。
人生を自分の手でコントロールする力を、少しずつ取り戻すための、原動力にもなります。

まとめ

40代・50代、氷河期世代の私たちは、若いころに十分な準備ができなかった分、どうしても不安がつきまといます。
でも、副業は「遅すぎる」なんてことは、決してありません。月に数時間から、興味のあることから始める。
それで十分です。

副業を始めることで、お金の安心感、心の充実感、会社の外でのつながり、そして何より「自分への信頼」いくつものかけがえのないものが、同時に手に入ります。

自分のペースで、ほんの小さな一歩を踏み出してみませんか?

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