老後のやりがい|特別なことより「居場所」を増やすこと

やりがい

老後のことを考えると、まず不安になるのはお金ですよね。
年金はいくらか、貯金はいくら必要か、働けなくなったらどうするか。

でも、さまざまな調査を見ていくと、老後の満足度や幸福感を決めているのは、お金だけではないことがわかっています。

幸福感に大きく影響しているのは、人とのつながりと自分で選んでいるという感覚でした。

老後のやりがい基本

このブログでは、老後のやりがいとつながりについては以下の考え方を前提にしています。

やりがいやつながりは、特別なことを始めることではなく、日常の中に「居場所」を増やしていくことから始まります。

1. つながり|幸福度を大きく左右する土台

研究では、「困ったときに相談できる友人がいる人」は、
そうでない人に比べて、はっきりと幸福度が高いことが示されています。

たくさんの友人がいる必要はありません。
「いざというとき話せる人がいる」ことが、老後の安心につながります。

趣味の集まり、地域の活動、顔見知りの関係。
こうしたゆるいつながりが、心の支えになります。

2. 自己決定|「自分で選ぶ」感覚が満足度を上げる

日本の調査では、所得や学歴よりも、
「人生の選択を自分で決めてきたかどうか」が幸福感に強く影響するとされています。

私たち氷河期世代は、若い頃に思うように選べなかった経験を持つ人も多いはずです。

だからこそ、これからは
・どこに行くか
・誰と関わるか
・何をするか

小さなことでも「自分で選ぶ」ことが、生きがいにつながっていきます。

3. ゆるい就労|少し働くことが心の安定につながる

内閣府のデータでは、働いている高齢者の約7割が、現在の生活に満足していると答えています。

その理由は収入だけでなく、
・社会とのつながり
・健康のため
・居場所があること

が大きいとされています。

老後=完全な引退ではなく、
少しだけ働くことが、心の安心につながります。

4. 地域活動|健康と介護リスクにも影響する

地域活動やボランティアに参加している高齢者の約80%が、生活に充実感があると答えています。

さらに、社会参加をしている人は、
していない人に比べて、介護認定を受けるリスクが30〜40%低いという研究もあります。

生きがいは気持ちの問題だけでなく、
将来の健康や介護リスクにもつながっています。

5. お金より安心感|住まいと人間関係が心を支える

調査では、金融資産の額よりも、
・持ち家があること
・近隣との関係が良いこと
のほうが、心理的な安心感に影響していることがわかっています。

お金だけでは安心は作れない。

住まいと人間関係が、老後の心のセーフティネットになります。

まとめ|今日から始める小さな一歩

生きがいは、壮大な夢や特別な趣味ではありません。
・話せる人がいる
・行ける場所がある
・少し役に立てることがある
・自分で選んでいる感覚がある

これが揃うと、人は安心して年を重ねられます。

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