はじめに|老後の不安の正体は「分からないこと」
老後が不安。
そう感じている方は多いです。
実際、調査では8割以上の方が老後に不安を感じています。
でも、その理由をよく見ると、
- 「いくら必要か分からない」
- 「いくらもらえるか分からない」
という「見通しのなさ」が大きいのです。
だから今日やることは、たった一つ。
自分が65歳からいくら年金をもらえるのかを、具体的に知ること。
難しい計算は不要です。
手元のねんきん定期便があれば、今日確認できます。
まず知っておきたい|基礎年金の最新満額
令和6年度(2024年度)の老齢基礎年金の満額は、
年額81万6,000円(=月額約6万8,000円)
です。
これは40年間きちんと納付した場合の金額。
物価に応じて毎年少しずつ改定されています。
まずはここが土台になります。
年齢で意味が違う|40代と50代の定期便
■ 50歳未満の方
表示されているのは
「これまでの加入実績だけ」で計算された額。
今後の加入分は含まれていません。
40代で「月3〜4万円」と出てショックを受ける方は多いです。
でも、それは最終額ではありません。
今の数字はこれまでの貯金箱の中身。
これから60歳まで働く分が、ここに上乗せされていきます。
仮に今40歳なら、あと20年分がまだ反映されていません。
今後も厚生年金に加入し続ければ、その分は確実に積み上がります。
少なく見えるのは「途中経過」だからです。
■ 50歳以上の方
「今の働き方を60歳まで続けた場合」の見込額。
こちらはかなり現実に近い数字です。
将来の年金額を知る【3ステップ】
STEP①
定期便の
「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の欄を見る
STEP②
2つを合計する
STEP③
年額を12で割る
これだけで、
65歳からの月額目安が出ます。
例:
- 老齢基礎年金:81万円
- 老齢厚生年金:90万円
合計171万円
→ 171万円 ÷ 12 = 約14万2,000円/月
これがあなたの現時点での65歳からの年金受給(見込み)額です。
今の受給世代の実績
上記の例は現在65歳〜69歳の平均月額です。
中央値はおおよそ13万〜14万円付近とされています。
(出典:厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」)
つまり、極端に楽観的な数字ではありません。
ただし一方で、氷河期世代は
- 就職難で非正規期間が長かった
- 厚生年金の加入期間が短い人もいる
という事情があります。
そのため、加入期間や年収によっては
月10万〜12万円台になる層が多くなることも事実です。
だからこそ大切なのは、
「平均」を見ることではなく、
自分の定期便の数字を確認することです。
受給を遅らせるとどうなる?
ねんきん定期便は65歳で受給する場合の金額が記載されていますが、必ず65歳で受給するわけではありません、早めることも、遅らせることもできます。
受給開始を遅らせると、
1ヶ月ごとに0.7%増額。
例:月14万円の場合
| 受給開始 | 月額目安 | 年額目安 |
|---|---|---|
| 65歳 | 約14万円 | 約168万円 |
| 70歳 | 約19.6万円 | 約235万円 |
定期便に載っていない可能性のある加算
- 厚生年金20年以上
- 年下の配偶者あり
この場合、加給年金が加算されるケースがあります。
定期便に表示されないため、
「書いてある額がすべて」ではない可能性もあります。
年金は払い損なのか?
一般的な会社員の場合、
75歳前後で支払額を上回るケースが多いとされます。
公的年金は
「長生きリスクへの保険」です。
まとめ
ねんきん定期便は、
65歳からの年金受給額の目安を教えてくれる通知です。
数字が見えれば、対策が立てられます。
まずはハガキを開いて、
自分の月額目安を出してみてください。



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