はじめに
老後に備えようと思ったとき、私はいきなり節約や投資のことを考えたわけではありませんでした。
「どんな老後を送りたいのか」よりも、
「どんな備え方なら無理なく続けられるのか」をまず考えました。
老後の不安を消そうとして頑張りすぎるよりも、少しずつやわらげながら、付き合っていく準備をしたい。
そんな気持ちからです。
これは、特別な知識や大きな資産がない、氷河期世代50代のごく現実的な考え方です。
一発逆転は、もう考えないことにした
50代になると、体力や気力が確実に衰えているのを感じます。
特に老眼はわかりやすく、年齢を実感する場面が増えました。
氷河期世代として生きてきて、「いつか状況が大きく変わるかもしれない」と期待した時期もありました。
でも振り返ってみると、人生は劇的に良くも悪くもならず、
「こんなものかもしれない」と思うようになりました。
どこか諦めに近い感覚はありますが、絶望ではありません。
大きく増やすことを狙うより、減らさないこと、続けられることを優先する
そう考えるようになったのは、老後を現実として捉え始めたからです。
老後は「特別な未来」ではなく、今の生活の延長
老後という言葉に、特別な暮らしや大きな変化を想像していました。
でもよく考えてみると、老後の生活は今の延長線上にあります。
- 今の住まい
- 今の食事
- 今の支出の感覚
これらがそのまま続くなら、「今の生活を無理なく維持できるか」が老後準備の一番大事なポイントだと感じました。
老後のために、今の生活を大きく変える必要はありません。
むしろ、今の生活を壊さないことが重要です。
我慢する老後にはしたくなかった
節約と聞くと、我慢や苦しさを思い浮かべがちです。
でも私は、老後のために今の生活を削りすぎる選択はしませんでした。
例えば
- エアコンを我慢しすぎず快適に過ごす
- 毎日の入浴を楽しむ
こうした習慣が、体調を崩すリスクを減らし、結果的に働けなくなることや医療費の増加を防ぐのです。
私は、無理をせず健康を維持することこそ、現実的な老後準備だと考えています。
「不安をゼロにする」のではなく、付き合い方を変える
正直に言えば、老後の不安は完全にはなくなっていません。
でも、家計を把握し、支出を整理し、できることを一つずつ積み重ねる中で、
- 「何もしていない不安」
から - 「備えている途中の不安」
へと変わりました。
この違いは思った以上に大きく、気持ちをかなり楽にしてくれます。
まとめ|50代の老後準備で大切だと感じたこと
- 老後準備は、一発逆転ではなく「継続」を重視する
- 老後は、今の生活の延長線上にあると考える
- 我慢する節約ではなく、続けられる形を選ぶ
- 不安を消すのではなく、不安との付き合い方を変える
特別な方法はありません。
でも、この考え方があったからこそ、私は次の一歩を踏み出すことができました。
次の記事では、この考え方をもとに、50代の私が老後に備えて最初に選んだ行動を書いています。
それが「老後に備えて、50代で積立NISAを始めた理由」。
慎重な私が選んだ、小さくて現実的な一歩です。

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